写真家 Saul Leiter
写真展 ソール ライター
渋谷のBunkanura でやっているので
展示を見てきました。
今日は、彼の撮るストリートスナップに感動しました。
何を写すかは人それぞれ違いますが
それが写真表現の1番面白いところですよね
僕が写真を趣味として撮り始めた時
(今も趣味、あたかも今は違う何者かのような言い方をしてみました)
トロントで一緒に住んでいた方が
"写真は何を選択して切り取るかが大切だと思うよ"
なんて教えてくれました。
綺麗な景色や建物は迫力があって美しい
けど
それを選ぶ人は沢山いる。
それから
見た瞬間にその先の何かを連想させるものが
素敵な写真なのでは
ということも教えてくれました。
なので
外に出ればキョロキョロと
そこらじゅうに目線を走らせ探す。
なんて事をしてます。
Lee Friedlanderという写真家の撮る写真が
自分の中での理想というかお手本で
ニューヨークの近代美術館で観た時は
感動したの、なんの、って
今日思わずポストカード買ってしまったこの写真の好きなところは
手前の窓か何かが、風景のフレームの様で
写っている風景は本当に少ないけれど
凄く際立っていました。
今回展示されていたソール ライターの撮ったストリートスナップは
ほとんどが彼の住んでいたイーストビレッジ周辺。
そんな毎日見慣れた景色から
選ばれた光景や風景たち。
なんだか、それを知れただけで嬉しかったです。
彼に影響を与えた人物や携わった雑誌についても
知りたくなってきた。
何より写真集 Early Color が欲しいです。
神保町に探しに行こう。
Saul Leiter の経歴などは
↓
https://iroza.jp/magazine/saulleiter
※あとがき
渋谷のスクランブル交差点、
あれは恐怖だ。
ありとあらゆるジャンルの人たちが、波のようにどっと押し寄せて交差する。
ぶつからない。
シャツをゆったり着てる高校生、メイクしたビジュアル系のバンドマン、ヤンキー、OL、背の高い外国人、ギャルなお姉さん、モデルの様に綺麗な男女、なんかカメラに向かって話している人達。
かすめてく人達は
自分をどのカテゴリーにいれてくれたのだろうか
Little Forest リトルフォレスト
好きな映画
五十嵐大介さんの漫画が原作。
主人公のいち子ちゃんが
生まれ故郷の小森(東北にある小さな集落)にて
ほぼ自給自足で生活してゆく記録。
ラジオを聴くように観られる映画で👂💤
季節を通して
春 夏 秋 冬の4章
わけあって
一度離れた小森に戻ってきて
一人暮らしをしているいち子ちゃん。
毎日
野菜を育てながら採れたものを料理する。
料理するシーンがとても多くて
手間をかけることで
よりいっそう記憶に残る美味しさになるんだと
教えてもらった。
料理するだけの映画といわれたら
そうでもなく
他にも
季節ごとに、彼女が抱いている気持ちや
人の感情のうごきがうまく描写されていて
いち子ちゃん自身が、自分と向き合おうとしている姿に共感したり、家族や友人に対する考えや
誰もが生きていくうえで直面するとてもプライベートな出来事とかそんな日々の記録。
音楽は落ち着いたメロディーで
主題歌はFlower Flower (YUI)
季節ごとに違う曲です。
小森に住む人達のキャラクターも良かった。
なんでいち子ちゃんが
小森に戻ってきたのか
そして
これからも小森で生活し続けるのか
それとも
ラジオみたいな映画なので
疲れた時とか、休みの日のお昼に
観るのもいい
そんな映画でした。